サウナブームも半端ないようで、軽井沢にも貸切サウナができました。軽井沢って、東京からの観光客も多いし、お金を持っている人もよく訪れます。すげーサウナができんただろうなって思っていました。
軽井沢というと、おしゃれな別荘地です。
軽井沢のローカルスーパーツルヤには外車がたくさん止まっていますし、ローソンの看板は紺色に変わっています。時間を感じさせないというコンセプトで時計を設置しない「星のや」という1泊4万以上する高級旅館もある。すげーキリッとした街です。
なので「軽井沢にサウナ」ができたと聞いて、おしゃれで高級なサウナをイメージしていました。
どでかい別荘地のど真ん中にある会員オンリーのサウナで、色の黒い経営者たちがウホウホ言いながら汗をかき、サウナの後はステーキを食べながらドンペリを飲む。モデルのお姉さんとベッドでととのっていく。
我々のような庶民は紺色のローソンで買ったワンカップの大関をぐいっと飲み、体験できないサウナの様子を想像しながら、恨み言をツイッターで垂れていく。
腹いせに経営者の乗ってるベンツのエンブレムをもぎとり、家に持って返る。僕は増えたコレクションを眺めてニンマリする。
そんなサウナを想像していましたが、違いました。
なんとペンションが運営する、誰でも入れるサウナだったのです。
しかも、サウナ小屋が手作りで薪ストーブです。
僕は秋に行ったのですが、お手軽で気持ちよさを体験できるすごいアウトドアサウナでした。
アウトドアサウナのよさが詰まっていました
アウトドアサウナの醍醐味って、開放感だと思います。施設では味わえない、自然に包まれる感覚があると最高です。自然に近ければ近いほど、気持ちよくなっていく。日常から解放されるのが目的なところがあります。
ここのサウナ、アウトドアサウナのよさが詰まっていました。
軽井沢そのものが標高1000mで空気が澄んでますし、サウナのまわりも畑や田んぼが広がっています。
しかも、このサウナ小屋、手作りなんですよね。木目にも風情があるし、見ているだけで自然を感じます。
サウナ室にはどデカい薪ストーブにロウリュ用のひしゃくがあり、好きにロウリュできました。キャンプと同じで、自分で好きにやれるスタイルです。
しかもサウナストーブがでかいので、ロウリュするとガンガンに温度が上がっていく。
で、座る場所が熱気のたまりやすい高い場所にあるんですよね。この作り、最高です。熱気は上にのぼっていくので、暑さの中心に座ることができます。どくどくと汗がでてくる。
汗がドバドバ出たら、小屋の横のシャワーで汗を流し、
水風呂にドボン!!
かけ流しではなく、水温は17℃くらいだそうですが、冷たさを感じます。
というのも、
水風呂にジャグジーがついているんですよね。
理由はわかりませんが、ジャグジーがついている水風呂に入ると体感温度が3℃ほど下がります。サウナ用語でいうところの「羽衣はがし」です。
羽衣はがしとは
水風呂に入っていると温度に慣れてだんだんと冷たくなくなってくきます。
羽衣をまとったようにダメージが少なくなることから、サウナ用語で「水の羽衣」と呼ぶのですが、ジャグジーがついていると水の羽衣がはがれます。
このことを「羽衣はがし」と言います。出典は、サウナ聖地のひとつ、草加健康センターです。
ちなみに、僕が行ったのは9月です。水温は外気温に左右されるそうで、10〜11月になるともっと低くなるとのことでした
外気浴用のチェアは、コールマンのインフィニティチェア。背もたれを倒すことで宙に浮かび、無重力状態でゆっくりすることができます。
ダムが近くにあるのか、どぼどぼと水の流れる音が遠くから聞こえ、ときに小鳥のさえずりもします。カラッとしたほどよい涼しさの空気につつまれ、心が落ち着きました。
自然の音を聞いて、なにも考えない時間。これこそが、アウトドアの醍醐味です。
ちなみに、秋に行ったので、コスモスも綺麗でした。
まとめ
軽井沢SAUNA KASAは、手頃かつ本格的なアウトドアサウナでした。サウナ好きな方が作られただけあって、こだわりがすごかったです。
僕が行ったのは、オープンしたてでサウナのコースしかありませんでしたが、現在(2022年3月現在)はご飯を提供するコースやマッサージのコースもやっているみたいです。
軽井沢に遊びにくる、もしくは近隣に住む長野県民と群馬県民には、絶対行って欲しいサウナですね。
ちなみに、近くにある休日は人が多すぎて入れないことで有名な「トンボの湯」の割引チケットももらいました。
トンボの湯は、山梨のほったらかし温泉とあわせて、「行ってみたい日帰り温泉ランキング」で上位に入る温泉です。サウナもあるので、軽井沢SAUNA KASAとあわせて行くのがおすすめです。
軽井沢SAUNA KASA、気持ちのいいサウナ体験ができて最高でした。
・店名:軽井沢SAUNA KASA(ペンションラプラドール)
・ホームページ:https://labradorkaruizawa.jp/
予約はこちら
・住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉1655‐5(駐車場有)
・料金:6,000円(2人以上、4,000円)