発達障害

ADHDに気づいたきっかけは、転職と育児での不注意だった

大人になってから自分がADHDと気づくのは、何度も同じ場所でつまづいて、何度も転んでいくうちに立てなくなった時、こころが折れたタイミングではないかと思います。

ある人は大学、ある人は社会人になって、ある人は家庭をもって、ある人はうつや双極性障害の治療中と、人によって限界のくるタイミングは異なりますが、環境も変えられず、どうしようもない鬱々とした感情を抱いたときに、メンタルクリニックの門を叩き、ADHDの診断が降りる、そんな方が多い気がします。

データやエビデンスはないのであくまで個人の感想になってしまいますが。

僕の場合、診断がおりたのは30歳の時、いまが32歳なので約2年前、生活がガラッと変わって、それに適応できず、「……あれ?やっぱり自分って他の人と違うな。不注意、減らせない。どうしようもねーぞ、これ」と考えた時でした。

具体的には、子どもが生まれたことと転職が重なり、不注意がどうにもならなくなったのが、きっかけです。

子どもが生まれて、転職を決意した

子どもが生まれて、最初の1年は、大丈夫でした。

産後は、妻もしばらく実家で暮らしていたし、戻ってきてからも平日は基本的に妻が育児をしてくれていて、自分が子どもを見るのは土日くらいだったからです

ちょうど会社で人を減らされて残業が多い時期だったので、妻も気をつかってくれて何も言わなかったのだと思います。

この時「妻に育児が偏っているのは、不公平で申し訳ないな」と思ってたので、残業のすくない企業へ転職することに決めました。

世間でよくある話では、「仕事よりも家庭!!幸せのために家庭が大事」と言ったりしますが、自分の場合はちょっと違います。

もちろん家庭を大事にしたいという気持ちもありますし、妻に対する申し訳なさも大きいのですが、それよりも自分のこだわりを満たせないのが苦しかったからです。

そのこだわりというのは、「人と公平につき合いたい」ということ。

これは自分の育った家庭環境というか父の影響です。

僕の父は、昭和をぬりかためたような人でした。

人の意見を理解できない、説明できない、すぐに怒って手を出す、偉そうにするタイプです。

僕自身や母親の考えを尊重してくれることがなく、「父みたいにはなりたくない。自分は人に向き合える人になりたい」と思いながら過ごしてきたせいか、いつしかその思いがねじれて「人とは公平につきあわないといけない」という考えを持つようになり、それがこだわりへと変わってしまいました。

ADHDに混ざっているASD傾向なのかもしれませんが、自分を縛るこだわりを満たせないのは、どうしようもなくつらくて苦しい。この苦しみから逃れるための転職です。自分視点がないと動けない人間なんですよね。悲しいことに。

転職と子どもの保育園で、不注意が多発

まず、転職先は自分に全く合いませんでした。

とにかく書類主義で、細かく、報連相の回数も多く、会議も多く、自分の裁量はまったくなく、ルールに厳しい割に、ルールの解釈は人によって分かれるのに、ミスが許されない。細かいお伺いや確認が必要で、勢いでやるタイプの自分にはとても合わない。

ただ、転職したばかりなので、時間が経てばできるようになるかもしれないから、頑張ろうという気持ちで仕事には臨んでいました。

ただ、問題が仕事以外の不注意。

電気やエアコンの消し忘れを多発させて、色んな人をCCに入れたメールで上司から注意を受けているうちに、「あれっ、気をつけてるのになんで繰り返してしまうんだ??」と思いはじめました。

そして、同時期、子どもが保育園に通いだしたのですが、ここから家庭でも不注意が目立つようになりました。

保育園に送っていくときに、園へのプリントを忘れる、玄関で抱っこした時に靴をはかせ流のを忘れる、カバンを忘れる、イベント用の道具を忘れる。とにかく不注意のオンパレード。園や子どもに迷惑がかかるので、よくない。

職場と家庭、両方でホワイトボードを導入したり、スマホを活用したりしましたが、不注意によるミスは少なくなるもののゼロにはなりません。

そして、この時、小さいときから自分が不注意の塊だったことを思い出しました。

発達障害を持っていない人からすると小さいことで悩むなと言われるでしょうが、小さい不注意の積み重ねは人間関係にものすごく影響するのと、対処したいのに対処できないという事で、ADHDにとっては本当に大きな悩みです。

次第に、僕は不注意に追い詰められていきました。

「もうどうしようもない。」

仕事も転職したばかりで、他の企業にうつるのはむずかしいというか判断ができない。共働きで子どももいるので家庭からも逃げられない。

ここで、「これだけ不注意が重なるの、どうすればいいんだ」と思って、インターネットで調べた結果、メンタルクリニックに行くことになり、ADHDの診断をもらいました。

まとめ

ADHDの診断をもらった後、事態はどちらかというと悪くなっていきました。

会社と家庭での不注意も改善せず、衝動性を押さえつけるストレスやマルチタスクのできなさや自分の出力の安定のなさが育児の中で壁になっていって、適応障害になったりもしました。

仕事も家庭もまだまだトンネルの中ですが、すこしずつ前を向けるようになってきたので、自分のペースで1歩ずつ進みたいと思っています。

 

ABOUT ME
たんぺい
ぐんま在住。30代。 「日常をちょっとだけ楽しむ」をモットーにブログを書いています。 ブログのメインテーマ:ぐんま、雑記、発達障害、サウナなど

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