ぐんま

子どもが大はしゃぎ!!たんばらラベンダーパークに行ってきました

『たんばらラベンダーパーク』に行こうと思った理由

子どもの成長は早い。早すぎる。

立てるようになったと思ったら、いつのまにか走れるようになっている。

あたかも、鼻毛を抜いたばかりなのに、気づいた時には、はみ出ているようなものだ。

その成長の早さは子どもも鼻毛も同じだと思う。

 

成長と言えば、僕には3歳の娘がいるのだけど、その成長を感じるようなちょっとしたできごとがあった。

娘は花や葉っぱが気になるようで、見つけると問答無用でちぎったり抜いたりする。

チューリップだろうが雑草だろうが、植物の存在を確認するとフルパワーで引っこ抜く。

大人が鼻毛を抜くときと同じような感じで、容赦なく引っこ抜く。

公園にあるような公共の植物の引っこ抜きは阻止するのだけど、はしゃぎながら生命を奪っていく姿は完全に暴虐の王でしかない。

そんな、植物を引っこ抜く宿命を背負った暴虐の王は、最近、植物をみて「キレイ」とか「いいにおい」とか言うようになった

つい1ヵ月前まで、花壇の花を見ると無言で近寄って引っこ抜こうとしていたのに、最近は遠目から見て「すごくキレイ」と感想を言う。

この前まで引っこ抜いていたものを、キレイと感じるようになった理由は気になる。

でも、「植物を鑑賞する」ことがいつのまにか出来るようになっていて、びっくりする。

親の知らないうちに出来ることが増えるなんて、「成長は早いなあ」なんてしみじみと思ってしまった

成長して植物のことを考えるようになった子どもを暴虐の王と呼ぶのは失礼だ。

花を愛でるのはプリンセスなので、今度からはプリンセスと呼ぶことにしよう。

 

まあ、簡単に言うと、3歳児の植物の楽しみ方のバリエーションが増えて、親が勝手に子ども成長の早さを感じただけの話です。

 

そして、むすめが花に興味を持ったのであれば、花畑にでも行こうかなと思ったわけです。

行先は、5万本のラベンダーが咲くことで有名な、群馬県沼田市にある『たんばらラベンダーパーク』です。

たんばらラベンダーパークに到着

さて、車を2時間走らせて『たんばらラベンダーパーク』に到着・・・

え、なにこれ、すげー混んでる!!

ラベンダーファンってこんなにいるの・・・?

10:30に着いたときには、もう駐車場がいっぱいで停めるスペースがわずかしかなかった。

あと少し遅かったら、駐車場に入れなかったかもしれない。

 

そもそも、ラベンダーって日常生活であまり縁がない。

ラベンダーって、桜やひまわり、アサガオと比較すると、ちょっと格が落ちる。

桜はヒットソング、ひまわりはゴッホ、アサガオは小学校から持って帰るのが重いなど、日常でのシーンがパっと思いうかぶ。

でも、ラベンダーってヒットソングもないし、有名な美術もないし、小学校でもふれない。

言い方は悪いけど、ちょっと地味。

なので、ラベンダーパークもあまり人気がないかなと思っていた。

でも、認識が甘かった。

 

よく考えると、ラベンダーはトイレの消臭剤に使われている。

トイレは1日で何度も行くし、生活感あふれる場所だ。

トレイに入るとラベンダーを見て、出る時にラベンダーの匂いを嗅ぐ。

それを1日に何度も繰り返す。

何度も見たり嗅いだりしていたら、距離感は近くなるし、家族以上に近い存在になってもおかしくない。

 

もし、トイレの消臭剤にラベンダーを使っている人がいたら、その人の中では「あまり日常生活でラベンダーに縁がない」という前提はあっさり覆る。

トイレの消臭剤にラベンダーを使っている人はラベンダーに親近感を抱いてることだろう。

そして、親近感を抱いた人は、こうしてラベンダーパークに訪れているのだろう。

 

ちなみに、ラベンダーを漢字であらわすと薫衣草(くぬえそう)。

薫りを衣にしているという表現は消臭剤にぴったりな感じで、ちょっと笑ってしまう。

いよいよラベンダーを観賞!

さて、ラベンダーをじっくりと楽しもうと思ったのも、つかの間。

 

「キューーーーーーッッツ」

 

奇声をあげながら、むすめが突如走り出す

 

「待って!」と叫ぶ僕。

それでも、むすめは依然として

「キューーーーーーッッツ

と叫びながら、ものスゴイ速さで坂を登りながら走っていく。

「待って」って言っても全然聞かないし、なんなのこの生物?

フォレストガンプなの?

こちらは荷物も両手に持っているし、リュックも背負ってるし、娘に追いつくのが厳しい。

人にぶつかりそうになって危ない。

50メートルくらい本気で娘を追いかけたところ、何とか捕まえることができた。

 

スゲー嬉しそうに笑ってやがる。

涼しい自然につつまれているのが気持ちよくて、はしゃいでいる感じだ。

気持ちは分かるけど、好き勝手する姿は暴虐の王に見える

プリンセスと呼ぶのはやめよう。

娘を無事GET出来たので、リフトに乗って、中腹まで登ることに。

むすめは、初めてのリフトで大興奮。

15分間ずっと、「リフトうごいてるっっ!!」とはしゃいでいた。

面倒みのいいリフト係のオジサンが手伝ってくれたので、乗り降りもすごく楽だった。

リフトを降りると一面にラベンダー畑があらわれた。

小さいけどキレイだし、いい匂いがする

薫衣草(くぬえそう)の名の通り、まるで衣のように薫りをまとっている感じだ。

ひまわり畑もあった。

まだ咲いていないヒマワリもあったけど、大きくてキレイだった。

たぶん、ゴッホも満足するレベルなんじゃないかな。

ちなみに、我がむすめはラベンダーやひまわりを無言で引っこ抜こうとしていた。

あまりキレイと感じなかったようだ。

お腹が空いたので食堂へ

ラベンダーそば ¥1,000

食事でブルー系の色はちょっと・・・と思ったけど、珍しいので頼んでしまった。

見た目は色がついてるけれども、味は普通のそばと変わらないのかと思いきや、麺はモチモチしていて美味。意外と美味しい。

そばとセットで出てきた刺身こんにゃくは、ほどよく弾力があってすごく美味しかったのでオススメ。

ラベンダーソフト ¥400

あと、雑誌やネットで取り上げられているラベンダーソフトも買った。

ラベンダーの香りのするソフトクリーム。

そばのラベンダー色は微妙だと思ったけど、ソフトクリームだとあまり気にならないのはなぜだろうか。

 

ちなみに、このソフトクリームをみたむすめは、「きれいっっ!!」と大喜び。

たくさんのラベンダーやひまわりを見ても、出なかった「きれい」判定。

ソフトクリームで出てしまった。

まあ、花より団子という言葉もあるから仕方ない。

おわりに

この日は天気も悪かったですが、涼しい自然の中、子どもははしゃぎ回っていて、すごく楽しそうでした。

僕自身も、キレイなラベンダーを見れて楽しかったです。

あと、帰り間際に山に霧がかかっていたのですが、仙人が暮らしてそうな感じがして、大興奮してしまいました。

最後にその写真を貼っておきます。

施設情報

*新型コロナウイルスの影響で、営業時間等に変更のある可能性があります。

・ホームページ:https://www.tambara.co.jp/lavenderpark/

・標高:約1,300M (東京との気温差 約-7℃)

・住所:群馬県沼田市玉原高原

・営業期間:*2020年度 7月4日~8月30日

・アクセス:関越道沼田ICから約30分

・営業時間:8:30~16:30

・入園料:中学生以上 1,000円、小学生 無料、ペット 400円

・リフト料金(往復):中学生以上 900円、小学生 600円

未就学児 無料

 

 

ABOUT ME
たんぺい
「らしさ」を伝える取材ライター/企業・専門家・マイノリティ当事者など幅広く取材しています/実績:小学館HugKum、ほ・とせなNEWS、Media116など/サウナ、CBD、こってりしたものが好きです

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