はじめに
突然こんなことを言うのは不躾(ぶしつけ)だと思うのですが、下記の画像を見て頂けませんでしょうか

この円盤に足の生えた施設、何の施設だと思いますか?
「デススター!!」
似ているけど不正解です。
「ストレッチマンの家!!」
ちょっと違います。
「宇宙船地球号」
だいぶ近づきました。
「もしかして、体育館??」
もう一歩、正解までもう一歩です・・・
正解は・・・
\\ スーパー銭湯 //
いや~少し見ただけじゃ分かりませんなと、ドヤ顔したところでハッとしました。
よく見ると記事のタイトルにも書いてるし、写真にも映っていますね。
ということで、花湯スカイテルメリゾートというスーパー銭湯にやって来ました。
個人的な話で恐縮なのですが、僕はスーパー銭湯が好きです。
大きいお風呂、サウナ・水風呂に入ってゆっくりする・・・
いい具合にリフレッシュできます。
で、この花湯スカイテルメリゾートですが、前々から気になっていました。
何で気になっていたかと言うと、花湯グループなんですよね。ここの銭湯。
花湯グループとは?
花湯グループは、群馬・北部埼玉でホテルや銭湯を展開している会社です。
花湯グループで一番有名なのは、熊谷ラグビー場の近くにある「花湯スパリゾート」というスーパー銭湯です。
これが花湯スパリゾートの写真。
写真を見てわかる通り、遠くから写真を撮っても建物が入りきらないくらい広い。


建物の中もおしゃれです。
花湯スパリゾートですが、休みの日は入場制限がかかることもあります。大盛況のスーパー銭湯です。
源泉かけ流しの温泉も素晴らしいのですが、「温活カフェ NEST」というサービスが売りポイント。
温活カフェ NESTというのは、「身体をあためる」をキーワードに、岩盤浴とカフェを組み合わせたサービスです。
岩盤浴・カフェの組み合わせが若者達にハマったらしく、花湯スパリゾートはいつも若い男女でごった返しています。
僕もよく利用するのですが、漫画も読めるし、飲み物も飲めるし、ノンビリできるので気に入っています。
そんなこんなで、花湯スパリゾートと同じコンセプトの花湯スカイテルメが気になっていたわけです。
まずは2階の銭湯に入る


受付を済まして、まずは館内図を見る。
花湯スパリゾートは1階だけだったけど、スカイテルメは2階に分かれている。
さて、着替えと銭湯スペースは2階だ。
エレベーターもあるけど、2階だったら歩きで十分だろう。
歩いて2階に行こう。
階段を上り、曲がり、上り、曲がり、上り、曲がり、上り、曲がり・・・・
「全然2階につかない!!」
何だこれは。
2階にたどりつけない。
普通の建物は登って曲がれば2階だろ。
「おかしい、道でも間違えたかな。」
分岐はなかったけど、不安になってくる。
「ここの温活って、岩盤浴じゃなくて階段で体温を上げるのかな。」
登りで疲れてきたこともあり、不信感を抱き始めていた。
疲れと不信感が合わさってイライラし始めた時、ようやく2階についた。

「5/5 って書いてあるじゃねーか!!」
思わず突っ込みを入れてしまった。2階と思ってたら5階だったのである。
誰も階段を使ってないわけだ。
一本取られた、というか騙された気分だ。完全に階段表示法違反だろ。これは。

さて、銭湯に進もう。
ロッカールームに入るとご年配の方がお風呂に入る準備をとしていた。2人組だ。
上から下まで色々なところがシワシワで、石鹸やシャンプーを入れたカゴを持っている。
「久しぶりですな。どれくらい来てんですか?」
「週に3回くらいです。」
「オレは週に1回くらいですよ。」
なんて会話もしてて、地元の高齢者の社交場にもなっている。今からお風呂に入るところなのだろう。
先輩たちに続くように、僕も準備を済ませる。
出典:花湯スカイテルメリゾート(https://skyterme.com/introduce/)
扉を開くと大きな浴槽が目に入る。
茶褐色で、いかにもいい温泉ですよって感じだ。
入ってみるとかなりポカポカする。塩化物泉という泉質だ。しかもかけ流し。
5階相当の場所にお湯を引くのは大変だろうな~と思いつつ、サウナに足を進める。
![]()
出典:花遊スカイテルメリゾート(https://skyterme.com/introduce/)
サウナはカラカラ系だけど、水風呂はかけ流しで17℃前後。
*夏場の水風呂はおそらく20℃前後です。
1階の岩盤浴に入る
お湯から上がった。
次は館内着に着替えて1階に下りる。
今度はエレベーターを使う。
2回目は騙されない。
どんなに待ってもエレベーターを使う。そう、心に決めた。

2階と違って1階には若者が多い。
若者が多いのは花湯スパリゾートと同じだ。
マンガも読めるし、ゆっくり出来るし、いい遊びスポットだよね。
ふと目をやると、ソファーでカップルが肩を寄せ合っている。
茶髪のカワイイギャルと茶髪のイケ好かない感じの男だ。恐らく大学生くらいだと思われる。
「ここはいいねー、タクヤ。」
「ユリの魅力には負けるよ。いい匂いだ スーハーッ、スーハーッ。」
「ぽっ♡。もう、みんながみてるよ・・・♡」
みたいな会話をしているのだろう。
かなりのアツアツぶりだ。
「ここはおっさんの温活地だ。男女の温活はおウチかホテルでしな。」
と言いたくなったが、グッと堪えた。
僕も30を超えたいい大人だ。大目に見よう。
そして、気持ちを切り替えて、岩盤浴へ足を進めることにした。

一番熱い岩盤浴に入り、
クーラーサウナで身体を冷やす。
これを繰り返して、疲れたらリクライニングチェアーで休む。
最高としか表現できない。TOP OF 最高。ここで暮らしたい。
さて、帰ろう
さて、十分に楽しんだ。
最後に2階で温泉に入り、汗を流してから家に帰ることにした。
正直、1階と2階で移動が多いのは大変だし、リストバンドがないので現金を持ち歩くのも大変だった。
でも、20歳から60歳まで幅広い年代に愛される社交場になっていて、どこかゆったりとした雰囲気が流れている銭湯だった。
地元民に愛されている施設なのだろう。
オシャレな内装とは裏腹に、何とも言えないローカル感を感じた。
ローカル感のある施設は個人的には好きだ。
地元の人たちの思い出が詰まっている施設でもあり。その土地特有の文化や雰囲気を感じることが出来る。
設備が老朽化したりして、採算が取れなくなって潰れる施設もあるけど、出来る限り存続して欲しいと思っている。
ここの銭湯も末永く営業を続けて欲しいなと思う。
施設情報
料金
①土日祝日
・銭湯のみ:大人(中学生以上) 700円、子ども 400円
・温活ネストコース(岩盤浴):大人(中学生以上) 500円
*温活ネストコース(岩盤浴)は中学生未満の利用不可。
②平日
・銭湯のみ:大人(中学生以上) 600円、子ども 300円
・温活ネストコース(岩盤浴):大人(中学生以上) 400円
*温活ネストコース(岩盤浴)は中学生未満の利用不可
土日祝日は1200円、平日は1000円で温活も含めてフルで楽しめます。
花湯スパリゾートが、土日祝1450円、平日1250円なので、かなり安いです。
・熊谷にある花遊スパリゾートと同じ系列の銭湯施設。
・広大なリラックススペースと岩盤浴、温泉が楽しめます。
・元々は公営施設で、2019年8月に民営化して再オープン。
・1階が岩盤浴を楽しめる温活カフェ、2階が銭湯になっています。
・熊谷の花遊スパリゾートより小さい施設です。
・リストバンド方式ではないので館内ではお金を持ち歩く必要があります。
