雑記

病むくらいなら大手企業でも辞めていい

大手企業を辞めようとするとよく言われることがあります。

僕
今の会社合わなくて、転職しようと思うんだよね
同期
同期
え~、もったいない。一緒にがんばろうぜ
両親
両親
安定!安定!もったいない!もったいない!

僕自身、上場している大手企業を3年で辞めてるのですが、辞める前には無数のもったいない妖怪が現れました。

妖怪ポストに手紙を出して鬼太郎に退治してもらおうかと悩むくらい、うんざりです。

もったない妖怪たちの放つ「もったいない」口撃ですが、補足すると「レールの上に乗っていけば安定した収入と身分が得られるのに、むざむざ捨てて不安定になろうとしているのがもったいない。理解できない。」です。

もちろん大手企業に順応できて、「つらいこともあるけど耐えられる」状態であれば、もったいないと思います。

ただ、会社にうまく適応できない人にとって、困っているのは将来ではなく「いま」です。

そんな「いま」に困っている人たちにとって、大手企業を辞めるのはもったいないことではないと思います。

ちなみにこの記事での大手企業は、「日本の経済成長と共に成長してきた昔ながらの会社」、「何かしらの強みで業界の最大手」という会社を指します。

大手企業を辞めるのに、悩むのが「将来の年収」と「現在の休日」

大手企業のメリットって、こんな感じです。

  • 将来的に年収が跳ね上がる
  • 社会的な信用の高さ(友達や親に自慢できる)
  • 年間休日数と有給の取りやすさ
  • 保養所やスポーツジムの割引がある
  • 同期とのネットワーク

周囲に会社を自慢できなくなったり、保養所などの福利厚生、同期とのネットワークがなくなったりするのは多少のもったいなさはありますが、それほどダメージは大きくないと思います。

ただこの中で捨てるのにもったいないと感じるのが、将来への年収と休日数です。

将来的な安定性よりも「いま」を選ぶべき

正直に言って、僕が会社を辞める時にも「将来への年収」の部分で、悩みました。

せっかく就職活動で苦労して手に入れた「将来への安定」を、苦労の対価を手にする前に捨てていいものかと悩んでいました。

でも、冷静に考えると大手企業での「将来」って40代~50代なんですよね。

大手企業ってライフステージに合わせて、段階的に年収が上がるようになっています。

いまの年収の賃金テーブルは終身雇用前提の時代に作られたものです。

20代は修行であり丁稚奉公、30代は家庭(専業主婦)を持ってプレイヤーの中心、40代で管理職といった想定で作られています。

年収としては、30代で500万以上(家族手当込)、40代で管理職になれば1000万といったイメージでしょうか。

自分の心身を20年間ベットし続け、ある程度の結果を出せれば、年収1000万です。もし耐えられなかったり結果を出せなかったりすれば、心身を壊して、将来的な年収ももらえません。

「いま」に苦しんでいる人にとって同じ会社に勤め続けるのはギャンブルです。

そして、苦しんでいる状況で20年間のギャンブルに興じるのは非常にリスキーです。おそらくギャンブルを続けられずにドロップアウトすることになります。

「いま」の自分にとって勝率の悪い「将来安定ギャンブル」は降りて、別の勝負をした方がよっぽど楽でリターンもあるのではと思います。

会社ですごす時間は、休日の自由な時間よりも多い

次に捨てるのにためらうのが、いまの待遇である「年間休日数と有給休暇の取りやすさ」です。

「転職したいけど、休みが減るのは嫌だな・・・」と僕自身も悩みました。

そんな時に、大学の先輩に言われてハッとした言葉があります。

「休日は働く日数よりも少ないんだから。あまり気にしなくてもいいんじゃない?」

当たり前のことなんですが、有給を含めても休日って140日くらいです。

残りの200日以上は会社で働くので、人生において会社で過ごす時間は圧倒的に多いんですよね。

そんな人生の大半を過ごす会社での時間がつらいと、人生がきつくなります。

なので、多少の休みは犠牲にしても、人生の大半を占める働く時間を改善した方が安定的です。

僕自身、大手の会社を辞めて、地方の中小に入社した時は休日数が10日以上減りました。

でも、つらさはなくなりました。

企業の文化に合う・合わないって抽象的な概念なんですけど、見た目の休日数や給料よりも大切なんだと思います。

もし転職に失敗しても、やり直せる

とはいっても、「転職に失敗したらどうなんだ」という不安は出てきます。

でも、大丈夫です。

転職の失敗は転職で取り返せます。

僕のキャリアでいうと、一部上場企業 → 中小 → 大手と転職しています。

友だちにも、大学院中退 → 中小 → 大手という人がいます。

パワーは使いますが、失敗した時は転職ガチャ」を引けばいいだけです。

企業の数はたくさんありますし、日本全体的に人手不足の傾向です。

2030年には、644万人の人手不足が起きるとも言われています。

不景気の時は求人は減りますが、ゼロにはなりません。いくらでもやり直しは効きます。

なので、「将来」よりも「いま」を大事にしましょう。

まとめ

大手企業を辞めるときにもったいないと感じるのが「将来の安定」と「現在の休日」です。

ただ、「将来の安定」は苦しんでいるいまの状況では得られるかも分かりません。

また、「現在の休日」よりも人生の大部分をすごす会社の時間を改善した方が人生のクオリティは上がります。

なので、大企業を辞めるのはもったいないことではありません。

大手企業に就職することを「うまくレールに乗った」と表現することがあります。

でも、うまくレールを走れるのは列車だけです。軽トラックや戦車は、うまくレールを走れません。

大企業を辞めるのを悩んでいる時は、「レールを外れるのがもったいないか」よりも「自分に合った道を走れていないのがもったいない」と思考を変えてみましょう。

すると「大企業を辞めるのがもったいない」という意識は薄れると思います。

ABOUT ME
たんぺい
ぐんま在住。30代。 「日常をちょっとだけ楽しむ」をモットーにブログを書いています。 ブログのメインテーマ:ぐんま、雑記、発達障害、サウナなど

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です