発達障害

ADHD当事者が選ぶ!大人の発達障害のおすすめ本 10冊

自身がADHDと分かったとき、まずは障害そのものに対する理解を深めようと思い、ネットで情報を集めていました。

ただ、ネットの記事は、検索で引っかかるものは辞書的な意味のものしかないし、SNSだと情報が流れていってしまうしで、情報を集めるのにものすごく効率が悪いなと感じました。

そこで、本を読むようにしました。

やっぱり本はよかったです。出版までにたくさんの人が関わっていることもあって、情報がまとまっていて分かりやすい。

もちろん本を読んだところで、人生をどう進めるか決められないのではあまり意味はないのですが、自分の特性と向き合うにあたって、苦手を言葉にすることが重要で、本の知識はその言語化を助けてくれると思っています。

僕自身、ADHDとの付き合い方は分かっていませんが、現時点で、発達障害・ADHDについて参考になったと思う本を10冊紹介します。

5冊は発達障害について、5冊は発達障害とつきあうために参考にしている本です。

ちなみに、僕自身がADHDなので、ADHD関係が多めです。

発達障害についての理解の手助けとなった本 5冊

まずは発達障害そのものについて。

どんな特性があって、どんなことに苦しみやすいのかを把握するために参考にしてきた本です。

① 発達障害


 

精神科医で発達障害の本を何冊も書かれている「岩波 明先生」の著作。

岩波先生は、日本で初めて成人のADHD外来を立ち上げた、ADHDの専門家でもあります。

この本では、ASDとADHDにどんな特性があるのか、どのような経緯で診断がつくようになったのか、どのような診断基準で診断がつくのか、わかりやすく書かれています。

「自分は発達障害じゃないか?」と疑ったとき、「家族が発達障害じゃないか?」と疑ったときに読むのにおすすめな本です。

② 私たちは生きづらさを抱えている 発達障害じゃない人に伝えたい当事者の本音


 

ADHDとLD(学習障害)を抱えているライターの姫野柱さんの著作。

この本は2部構成になっています。

1部が発達障害当事者19人のインタビュー、2部が著者の姫野柱さんが発達障害と診断されたときの体験談です。

第1部のインタビューでは、当事者がどのような部分に困りごとを抱いて生きてきたのか、書かれています。

僕の場合、「発達障害かも?」と思ったとき、会社や家庭での困りごとで思い当たる節はあるものの、昔の困りごとって結構忘れていました。

学校でも就職した最初の方でも特性による困りごとはたくさんあったのですが、過ぎたことだったせいか、記憶から抹消されてたんですよね。

そんなとき、この本を読んで、インタビュアーの経験を通じて、昔を思い出し、「やっぱり自分は発達障害の可能性が高い」と半分確信を持ったことで、メンタルクリニックに行くことを決めました。

この本も自分が「発達障害かも?」と思ったときにおすすめしたい本です。

ちなみに、第2部の著者の体験談。これも自分がメンタルクリニックに行くときに参考になりました。

③ 大人のADHDーもっとも身近な発達障害ー


 

これも「発達障害」の本と同じく岩波 明先生が書かれた、 発達障害の中でもADHDをメインに取り扱った本です。

この本ではADHDの診療事例、他の精神疾患との関連、治療法などが書かれています。

この本、僕がADHDと診断されたときに最初に読んだ本です。

僕の場合、地方に住んでいることもあり、メンタルクリニックの主治医が聞かないと教えてくれないことが多かったので、この本で基礎的な知識を得た上で、質問しながら治療を進めました。

まあ治療を進めると言っても、薬をもらうことしかできないんですが、知識がついて聞きたいことを聞けたのでよかったです。

④ 発達障害 生きづらさを抱える少数派の種族たち



発達障害、自閉症の専門家である「本田 秀夫」先生の著作。

この本ではADHDとASDが重複している人の事例について、詳しく解説されています。

僕自身、ADHDしか診断は降りていませんが、時間に対してのこだわり傾向があったり、予定の変更に対して強いストレスを感じたりするなど、ASDの傾向はわずかながらも持っていると自覚しています。

なので、この本を読んで「発達障害って、色々と重複するんだな」とあらためて思いました。

発達障害の診断がおりた人におすすめの本です。

⑤ 自閉症スペクトラムー10人に1人が抱える「生きづらさの正体」



これも本田秀夫先生の本です。

僕はADHDなので、どうしてもASDについての知識が記憶に深く残らないのですが、重なる部分があるので、「ASDのことも知っといた方がいいよな」と思って、読んだ本です。

社会生活を送っているASDの人たちの姿、特性が丁寧に書かれていて分かりやすく、ASDについての基本的な知識を深めることができます。

発達障害の生活で参考にしている本 5冊

ここからは、生活や仕事で参考になると思った本の紹介です。いわゆるライフハック本。もっと早くに出会いたかったと思う本ばかりです。

⑥ マンガでわかる 大人のADHDコントロールガイド


 

前半部が、ADHDの特性と困りごとの説明、後半部が困りごとへの対処方法が載っている本です。

正直、ADHDといっても、困りごとは人それぞれだと思います。片づけが全くできない僕みたいなADHDもいれば、片づけのできるADHDもいますし、遅刻の多いADHDもいれば、遅刻はしないという僕みたいなADHDもいます。

この本は、ADHDによくみられて、困りやすそうなトピックを広く浅く、マンガで解説しています。

例えば、遅刻しそうなら、準備にかかる時間を測って、それを元に行動ルーティーンを決め、その通りに行動することで、出発の時間を守るようにするなど。

これがいつもできれば苦労はしないのですが、参考になることは多いです。

⑦ 「判断するのが怖い」あなたへ


 

この本は、仕事の進め方や報連相の仕方に悩んでいる人に、めちゃくちゃおすすめしたい本です。

発達障害が分かってから、自分はこの本を読みましたが、社会人になりたての頃に出会いたかったと思います。

上司からの指示が曖昧なときにどう動けばいいか、どの精度で仕事をこなせばいいか、そのときの心境を丁寧に分析しながら、こういうやり方があると教えてくれる本です。

個人的に心を掴まれたのは、報告する人は「結論ファースト」ではなく「テーマを先に言え」というアドバイス。

これには首がもげるほど、頭をぶんぶん縦にふってしまった。

報告がしにくいということを相談すると、「結論ファースト」とビジネス書の言葉を借りてきてアドバイスする人は多いのですが、実際に働いていると、結論だけ言っちゃうと相手が身構えてしまって、伝わらないことが多い。

できる人は、結論を先に言っても、論を展開していくうちに挽回できるのでしょうが、「自分のようなポンコツは、何について話すかを最初に言った方がスムーズなんだよな」と納得してしまいました。

ちなみに、kindle Unlimitedに登録されているので、プライム会員なら無料で読めます。

⑧ 発達障害のあなたが職場で長く働く方法

発達障害を抱えている人は、転職回数が多い。

自分の特性と合わなかったり、労働条件の厳しい職場に当たったり、飽きてしまったりと理由は様々ですが、片手でおさまらないほど転職している人もいます。

僕自身も、32歳にして、3つ目の職場で、おそらくこれから4つ目の職場に移ると思います。

この本では、仕事の見つけ方、進め方のコツなどが丁寧に書かれています。また、定着者のインタビューもあるのでイメージしやすいです。

この本の信用できるところは、発達障害者は「0か100思考」がつよくて頑張ることと無理をすることを混同しがちだけど、それは異なっているとしつつ、自分でのケアを身につけるなど頑張ることも必要と説明しているところにあります。

人によって、がんばれるラインはまったく異なりますが、自分なりにがんばれる環境を見つけるのは重要だよなと僕も思います。

まあ……、その環境探しが難しいのですが、僕もこれから自分のがんばれる環境を探していきたいですね。

⑨「片づけられない」を諦めない!


 

ADHD当事者の整理収納アドバイザーが書いた本です。

大雑把にわける、床に物を置かないようにするなど、基本的な整理の原則を教えてくれます。

特に役に立ったのが、洗濯物をたたむのが苦手なら、必要最低限をハンガーに吊るして、下着類はボックスに放り込むという方法。

僕の場合、これをきっかけに、下着は家族分も含めてボックスに放り込むようにしました

実際の整理の方法もマンガ実例をあげてくれているので読みやすいです。

⑩ 発達障害にかかわる人が知っておきたいーサービスの基本と利用の仕方ー


これは、まだ使う機会はあまりありませんが、これから何度も読み直す本になると思います。

本の中身は、子ども編と大人編で分かれていますが、行政のサービスを優しく解説してくれています。

例えば、大人の場合、障害手帳をもつメリット、失業保険の給付期間、傷病手当のことから、就労移行支援のことなど。

あと、発達障害の用語集も巻末に載っているのも嬉しいです。発達障害って、専門用語が多くて分かりにくいところがありますからね。

とにかく、僕の場合、これから行政のお世話になる可能性も高いので、使う機会が増えそうな本だと思っています。

まとめ

これまで読んできた発達障害の本の中で、おすすめな本を挙げてきました。

個人的には、本で得た知識をきっかけに自己理解を深めていき、現実の生活をよくするために頑張っていきたいなと思っています。

 

ABOUT ME
たんぺい
ぐんま在住。30代。 「日常をちょっとだけ楽しむ」をモットーにブログを書いています。 ブログのメインテーマ:ぐんま、雑記、発達障害、サウナなど

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です